矢沢永吉オフィシャルファンクラブ｜YAZAWA CLUB

宇都宮でのライヴは13年振りだという。

矢沢はホール公演のMCで、ソロデビュー時やキャロル時代のエピソードを語ることが多い。やはりあの時代にたくさんの街から街へとライヴをしに飛び回っていた時のことを思い出すのだろう。

ここ宇都宮市文化会館でも非常に懐かしい楽曲を新しくセットリストに追加した。

会場に到着してすぐに行ったリハーサルでも念入りにサウンドチェックを行い、どんな演奏が一番しっくりくるのか舞台監督やミュージシャンたちと再度話し合いながら音を決めていく。

デビューして50年が経った今でも、こうした“やりとり”はずっと変わることはない。

アコースティックギターの艶やかな響きと共に矢沢の歌声が重なると、会場の温かい拍手が鳴り響く。昔からのファンだと思われる来場者も涙しているのが見えた。

終演後、帰路へ向かう人々は幸せな顔をしていた。

あっという間の期間で行われたホール3公演が幕を閉じて次回からアリーナ編へと向かう。